- 足は第2の心臓
- 足の基本的役割である「立つ」「歩く」「衝撃を吸収する」といったことの他に大切なことがあります。足は歩く時に血を押し上げるポンプの役目を果します。地面を踏む、足を上げる時の筋肉の収縮弛緩によりポンプ効果が起きるのです。 これが「足は第2の心臓」といわれる理由です。また、足には骨格でつくられたアーチがあります。アーチには「地面に接地する時に衝撃を吸収する」「地面をける力を助けるバネの役目」がありこれらが足に体重がかかるときの衝撃をやわらかにしています。このように足の裏のそれぞれの働きがひとつになって私たちは2本の足でしっかり地面に立っているのです。
- 正しい靴の履き方とは
- せっかく足に合った靴を選んでも、履き方が悪くて靴ずれやマメをつくっては仕方ありません。正しい履き方で傷害を防止しましょう。 間違った靴を選ぶと足はもちろん、ヒザや腰の病気につながったり、内臓の働きに影響を与えることもあります。足の健康は体や頭脳の発育のためにも重要です。歩いたり、走ったり、運動することで筋肉が収縮と緩和を繰り返し血液の循環を助けるのです。 また、子どもの健やかな成長にも足の健康は大きく影響します。サイズをきちんと測り、靴選びをしましょう。生まれたばかりの赤ちゃんの足の骨は軟骨でできており、立つこともできません。長い年月を経てしっかりとした骨格が形成され、大人と同じような骨になるには16年~17年かかります。このことからも足が健全に発育するための靴選びは大切です。