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ごあいさつ

岸和田地域と共に、110年の歴史から未来を創る文衛門

株式会社 文衛門は、岸和田で100年の歴史がある「つじい鍼灸院」が母体です。
開業は1916年。地域と共に歩み続け、110年。

その起源といえば、口内炎の特効薬として畿内で名を馳せた名案「珍珠散」がはじまりです。
その昔、「珍珠散」を岸和田藩主岡部家に献上し、その御礼にと梅の木を拝領しました。
この梅の古木は現在、私の自宅庭に根をはり、たわわに実をつけ、梅干しや梅酒となり家族の健康を守ってくれています。

私たちは、岸和田の地で祖父・父から四代にわたり事業を継承してきました。
その歴史は、ただ続いてきたのではなく、時代の変化に応じながら、常に「地域のために何ができるか」を問い続けてきた証でもあります。

私は四代目としてこのバトンを受け取りましたが、単に受け継ぐのではなく、新しい時代にふさわしい文衛門のかたちを、皆さまと共に築いていきたいと考えています。

社会は今、急速な変化と多様化の渦中にあります。医療・介護・子育て・教育といった暮らしを支える分野も例外ではなく、求められるサービスの質も形も日々進化しています。
だからこそ、私たちは過去に甘んじることなく、現場に耳を傾け、未来に目を向けながら、「地域に本当に必要とされる存在」であり続けたいと強く願っています。

そして、いま改めて実感するのは、「人の手・人の心」の大切さです。
どれだけAIやデジタルが進化しても、人と人とのふれあいにしか生まれない、あたたかな気づかいや、そっと寄り添う思いやりがあります。
私たちが大切にしているのは、そうした人間らしいホスピタリティです。
マニュアルには書けない気配り、表情、空気感こそが、地域福祉の真の土台だと信じています。

文衛門は、これまで培ってきた経験や信頼を礎にしつつも、より柔軟に、より親しみやすく、そして未来志向のサービスを追求し続けます。
地域の方々が安心して暮らせる毎日を支えるために。
現場で働く仲間たちが、やりがいと誇りを持てる環境をつくるために。
そして、「地域社会に貢献し続ける企業でありたい」という想いを胸に、進化し続ける決意です。

文衛門のこれからに、どうぞご期待ください。
そして、変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

株式会社文衛門代表辻井道彦